産後骨盤矯正
産後骨盤矯正
![産後骨盤矯正](img/wide01.webp)
出産によって骨盤が開き、さらには産後の子育てなどの負荷がかかる生活によって骨盤にズレが生じて体のバランスが悪くなります。体が歪んだまま無理をして生活していると、肩こりや腰痛といった体症状のほか、自律神経の乱れを引き起こすおそれがあります。よく、産後は体型が戻りにくいと言われていますが、これは骨盤の乱れにより内臓機能が低下するためと考えられています。
産後骨盤矯正は、骨盤を調整して歪みを整えていく治療になります。さまざまな不調の原因となる骨盤を矯正し、体調不良の改善や予防を行ないます。
産後骨盤矯正の治療内容
![産後骨盤矯正の治療内容](img/01.webp)
出産後は骨盤が柔らかく、開いた状態になっています。一般的に行なっている骨盤矯正とは異なり、骨盤の傾きやズレを治しながら骨盤を締めるように調整していきます。
治療内容としては、手技で骨盤の位置を調整しつつ、骨盤の底にある筋肉の集合である「骨盤底筋群」を鍛えていきます。骨盤底筋群は内臓をハンモックのように支える機能があります。「EMS」という機器を使ってインナーマッスルを鍛え、骨盤を強化します。
産後骨盤矯正を始めるタイミング
![産後骨盤矯正を始めるタイミング](img/02.webp)
産後骨盤矯正をスタートする時期としては、産後2ヵ月以降が望ましいと考えられます。出産後すぐに始めるには体力が戻り切っていないため、体調が安定してきてから施術を受ける方が良いでしょう。
また、骨盤が締まる前に施術を受けるのが効果的です。ホルモンの影響により骨盤が緩んでいるのは産後半年くらいと言われており、それまでに受けるとスムーズに施術ができる可能性が高くなります。
産後骨盤矯正で改善が期待される症状
肩こり、腰痛
骨盤の歪みがそのままになっていると、体がアンバランスになり肩や腰が緊張状態になります。それによって肩こりや腰痛が出て、育児もより辛く感じられてしまいます。
産後骨盤矯正で骨盤を正しい位置に置くと、肩や腰への負担が少なくなります。悩まされていた肩こりや腰痛が軽減されることが期待されます。
不良姿勢
体のバランスは骨盤と大きく関係します。骨盤のバランスが悪いと体のバランスにも影響を及ぼし、姿勢が悪化します。頭が前に出てバランスを取ろうとする猫背や反り腰、お腹が突き出る、といった姿勢になってしまいます。
骨盤の歪みが改善すると、こうした不良姿勢が改善されて体のバランスが良くなる場合があります。
O脚
骨盤は姿勢にも関係するとともに、歩き方にも影響を及ぼします。骨盤が歪んだ状態のままにしていると歩き方が悪くなったり、大腿骨が外側に開く、いわゆる「O脚」になったりする可能性があります。骨盤の位置が戻るとO脚が解消され、正常な歩き方に戻ります。
体型
産後はお尻が大きくなるとよく言われますが、これは内臓機能の低下によって下腹が出やすくなることが原因だと考えられています。
骨盤矯正を行なうことで圧迫されていた内臓がもとの位置に戻って機能が回復し、お尻やお腹まわりがスッキリしてきます。また、血行促進によって基礎代謝が良くなり、痩せやすい体になります。
尿もれ
骨盤の底にある筋肉「骨盤底筋群」は出産でダメージを受けやすく、産後は筋肉が緩むため尿もれしやすくなります。
産後骨盤矯正では「EMS」という機器を使って骨盤底筋群を強くし、尿漏れを防いで排泄もコントロールできるように目指します。