
「美容鍼と鍼治療の違いは?」 「肌の悩みを美容鍼で解決できるか知りたい」
このように考える方は多いのではないでしょうか。
筋肉まで深く鍼を刺して肩こりや腰痛などにアプローチする鍼治療に対し、美容鍼は真皮層に刺激を与えて、お肌本来の力を引き出す施術です。主に顔のハリ感アップやたるみ改善が期待できます。
本コラムでは、美容鍼と鍼治療との違いを解説し、美容鍼がどのように肌トラブルやホルモンバランスに働きかけるのか具体的な効果もご紹介します。
「美容鍼が気になっているけれど、まだよくわからない」 という方は必見の内容です。ぜひ施術選びのご参考にしてください。
鍼治療と美容鍼の違いは鍼を刺す深さ
はじめに、鍼治療と美容鍼では、ツボに鍼を刺す深さが異なります。
鍼治療は、鍼を皮下組織の下にある筋膜まで深く刺します。肩こり・腰痛・神経痛など、身体の不調や痛みを減らすために行われる施術です。
一方、美容鍼は皮膚の真皮層に鍼を刺して、コラーゲンやヒアルロン酸を作り出す線維芽細胞に働きかけます。主に顔のツボに刺激を与えることで、肌トラブルの改善や美肌効果が得られます。鍼治療と比べて痛みを感じにくく、リラックスして受けられる施術です。
鍼治療は身体の健康維持、美容鍼は美容やアンチエイジングを目的として行われます。
肌トラブルを改善する効果が期待できる
美容鍼は、次のような効果が期待できます。
・顔のむくみ解消
・目力、ハリ感アップ
・リフトアップ
・ホルモンバランスの改善
・リラックス効果
肌に鍼を刺すことで血流を促進し、老廃物の排出を促すため、顔のくすみやむくみ解消につながります。
また、疲労や加齢で凝り固まった表情筋をほぐし、筋肉を引き上げます。目力アップやリフトアップによる小顔効果、たるみ改善が期待できるでしょう。
ホルモンバランスを整えるツボを刺激するため、生理不順やPMS、更年期障害など婦人科系疾患にお悩みの方にもおすすめの施術です。
美容鍼は1週間に1度を目安に、継続的に通うことで効果を感じやすくなります。肌トラブルを改善したい方のほか、疲労が溜まっている方、ストレスを解消してリフレッシュしたい方はぜひご相談ください。
Q1:美容鍼の施術後に気をつけるポイントは?
A1:施術を受けた日は水分補給と保湿を心がけましょう。運動や長時間の入浴、飲酒は控えてください。
Q2:美容鍼の副作用はありますか?
A2:内出血やアレルギー反応が起こる可能性があります。アトピー性皮膚炎や金属アレルギーがある方、敏感肌の方や気になる症状がある方は施術前にご相談ください。
記事監修|笹塚鍼灸整骨院 院長 吉江 史年

■資格
- 柔道整復師
- 鍼灸師
■得意な治療
- 鍼灸治療
- 猫背矯正
- ロングマッサージ