
鍼(はり)治療には、肩こりや腰痛の改善、疲れや体の不調をやわらげる効果があります。
「何回くらい通えば効果が出るの?」 「どれくらいで楽になるの?」と気になる方も多いのではないでしょうか。
このコラムでは、鍼治療の効果を実感できるまでの期間や、効果の持続時間についてわかりやすく解説します。
また、どのくらいのペースで通院するとよいかの目安もご紹介しております。
初めて鍼治療を受ける方や、継続するか迷っている方にとって、治療を判断する参考になれば幸いです。
鍼治療の効果を実感するタイミング
鍼治療の効果が現れるまでの期間には個人差があります。治療後、数時間で効果を実感する方もいれば、数回の治療を経て徐々に効果を実感する方もいます。
また、症状の程度によって、治療効果を実感するタイミングが異なります。
例えば、肩こりや腰痛のような慢性的な疾患の場合は、鍼治療の効果を実感するまでに時間がかかりやすいといえます。慢性的な疲労・自律神経の乱れ・冷え性のような体質を改善するには、3〜6か月程度かかるケースもあります。
反対に、打撲やぎっくり腰のような急性的な疾患の場合は、すぐに鍼治療の効果を実感できます。
鍼治療の効果はいつまで続く?
鍼治療における効果の持続時間は、1〜2週間程度です。症状や体調によって異なる場合もありますが、鍼治療の効果を実感できる目安としてご参考にしてください。
治療を始めたばかりの方は、効果の持続時間が短いと感じるかもしれません。治療回数を重ねると徐々に体の状態が安定し、持続期間が長くなる傾向があります。鍼治療の効果を継続的に得るには、効果の持続時間を目安に通院してください。
まずは週1〜2回のペースで通院し、持続時間が長くなるにつれて、通院の間隔を徐々に延ばすとよいでしょう。適切な通院ペースの維持が重要です。
慢性的な肩こりや腰痛などのお悩みをお持ちの方は、ぜひ一度当院までご相談ください。
Q1:鍼治療の効果を長持ちさせるには?
A1:定期的な通院と生活習慣の改善が効果的です。十分な睡眠や適度な運動で体調を整えると、鍼治療の効果を得やすくなります。老廃物の排出を促す効果がある水分補給も大切です。
Q2:鍼治療後の注意点は?
A2:治療を受けた当日は飲酒を控えてください。鍼治療により血行が促進され、血液中のアルコールが全身に回りやすくなっており、いつも以上に心血管や肝臓などの器官に負担がかかるためです。
記事監修|笹塚鍼灸整骨院 院長 吉江 史年

■資格
- 柔道整復師
- 鍼灸師
■得意な治療
- 鍼灸治療
- 猫背矯正
- ロングマッサージ