
「外反母趾が痛いけど自然に治る?」
「症状の悪化を防ぐにはどうしたらいい?」
このような疑問をお持ちの方も多いでしょう。
外反母趾は放置しても自然治癒することは稀であり、症状が進行して重症化すると歩行困難になりかねません。
本コラムでは外反母趾の痛みにお悩みの方に向け、症状の悪化を防ぐ方法を解説します。
痛みの根本的な原因を取り除き、快適な生活を取り戻す第一歩として、本コラムをぜひご参考にしてください。
外反母趾の痛みを放置すると症状の悪化につながる
外反母趾の放置により発生する主な症状は、以下のとおりです。
・変形や歪みの進行
・炎症と痛みの悪化
・神経の圧迫による痺れ
これらを放置すると症状が進行し、重症化に至るおそれがあります。
それぞれの症状について、以下で詳しく説明します。
変形や歪みの進行
外反母趾を放置すると母趾(足の親指)の曲がり具合が大きくなり、変形や歪みの進行につながります。なかには母趾が人差し指と重なるほど曲がって歩行困難に至るケースもあるため、早期対応が重要です。
初期段階であるHV角(母趾の付け根からの曲がり具合)20〜30度未満であれば、装具による矯正やテーピングで改善を図ることが可能です。
一方で重度とされるHV角40度以上に至ると矯正治療による改善が難しく、場合によっては手術が必要となります。
炎症と痛みの悪化
外反母趾を放置すると、母趾の変形とともに患部の炎症や痛みが現れます。炎症が引き起こされるメカニズムの順番は、以下のとおりです。
1・変形した母趾の骨が靴に当たり、骨を圧迫する
2・圧迫の継続により、周辺組織を損傷し、神経性の痛みが発生する
3・損傷に対して身体が防御反応を起こした結果、炎症が起きる
さらに症状が進行すると、靴を履いていないときでも痛みをともなうため、迅速な治療が必要です。
神経の圧迫による痺れ
外反母趾が進行すると、足に痺れが生じるケースもあります。痺れの原因は、骨の変形による神経の圧迫や血行不良です。痺れの感じ方は「ピリピリ」「チクチク」など、患者さまによって異なります。なかには、触った感覚が鈍くなり刺激に気づきにくくなる「感覚鈍麻」と呼ばれる症状が現れる方もいらっしゃいます。
痺れがほかの指や足裏全体に広がると、歩行困難になりかねません。
外反母趾の痛み|症状の悪化を防ぐ方法
外反母趾の進行を防ぐためには、痛みの改善と根本的な原因の解消を早い段階から行うことが大切です。
当院では、外反母趾の進行を防ぐために以下のような治療を行っています。
・全身のバランスチェックで重心の位置や歪みを確認
・骨盤調整をはじめとする全身のバランスを改善
・テーピングによる痛みの軽減
・自宅でできる運動療法や生活するうえでのアドバイス
外反母趾の治療は、一時的に痛みを抑えるだけでは不十分です。当院では中長期的なアプローチにより、根本的な原因となる身体のバランスを調整することで症状の改善を図ります。
外反母趾治療の経験が豊富な施術者が在籍するため、治療に関する疑問点やご相談がある方も安心です。
外反母趾の痛みを我慢している方は、お早めに当院へご相談ください。
Q1.外反母趾になりやすいのは、どのような人ですか?
A1.外反母趾を発症する方は、女性に多い傾向です。なかでも、筋力が低下し始める更年期以降は足への負担も増加するため、外反母趾のリスクが高まります。
また、偏平足や開帳足など足底のアーチが崩れている方も、外反母趾になりやすい方です。
ただし、これらの要因に当てはまらない方も外反母趾を発症する可能性はあるため、注意が必要です。
Q2.外反母趾はウォーキングで改善できますか?
A2.外反母趾の症状改善に、ウォーキングが役立つ場合もあります。筋力が落ちている方は、適度なウォーキングによる足腰の強化で、症状の改善が図れます。
ウォーキングを行うにあたって気をつける点は「正しい歩き方」を身につけることです。正しい歩き方のコツとして「背筋を伸ばす」「足指で地面を蹴る」「かかとから着地する」などがあげられます。
ただし、患部に痛みや炎症がある方は歩くと悪化する恐れがあるため、症状が落ち着くまで安静にしましょう。
記事監修|笹塚鍼灸整骨院 院長 吉江 史年
■資格
- 柔道整復師
- 鍼灸師
■得意な治療
- 鍼灸治療
- 猫背矯正
- ロングマッサージ