肩関節について①
11月になりましたが、季節外れの暑さに身体もビックリしてしまう今日この頃です。
来院される患者様の中でも、肩の痛みや症状でお困りの方は多くいらっしゃいます。
みなさんもよく耳にするものだと、四十肩や五十肩などがあげられるかと思います。
その他には、スポーツ障害などで起こる肩の痛み【投球(野球)肩や水泳肩】や外力が加わった
ケガによる肩関節脱臼や肩鎖関節脱臼など様々な症例があります。
今回は、肩関節の構造についてご説明します。
肩関節と一言で済ませてしまうことが多いですが、肩甲上腕関節といい上腕骨、肩甲骨から関節を作ります。
腕を真上まで上げようとすると(外転180度)、腕の筋肉だけでは30度ぐらいまでしか上げることができません。
ここで大事になってくるのが肩甲骨です!
肩甲骨が一緒に動いてくれないと大きな動きができません。
この肩甲骨と連動して動く仕組みを【肩甲上腕リズム】といいます。
肩関節を外転させると、連動して肩甲骨も上方に回旋し、その動く角度は上腕骨:肩甲骨=2:1の割合となります。
肩の動きが悪い方や痛みのある方など、肩甲骨の動きを良くすることでも改善が見られることが多いので
ストレッチや胸を張った姿勢を意識して生活するなどしてみるのもいいでしょう。
なかなか自分では出来ない方は、当院のマッサージやストレッチ療法をお試しください。
また次回に肩関節について、記載していきますね。