こんにちは。
笹塚鍼灸整骨院です。
ここ数週間、気候が不安で体調を崩される方が多く見受けられます。
梅雨の時期が始まりますので、本日は梅雨について西洋医学・東洋医学的観点から話していこうと思います。
梅雨(つゆ)は、日本における梅雨前線によって6月から7月にかけて多くの地域で雨が降り続く季節です。この湿度が高くなる時期は、身体にさまざまな影響を及ぼします。
梅雨が身体に与える影響
1. 湿度による不快感と健康リスク:
- 湿度が高くなると、体温調節が難しくなり、汗が蒸発しにくくなるため、不快感や熱中症のリスクが増加します。
- 湿気が原因でカビやダニが増殖し、アレルギーや喘息の症状が悪化する可能性があります。
2. 気圧の変動による影響:
- 梅雨時期には気圧の変動が激しく、頭痛や関節痛、疲労感を引き起こすことがあります。
3. 心理的な影響:
- 日照時間が短くなることで、セロトニンの分泌が減少し、うつ病や気分の落ち込みを引き起こすことがあります。
東洋医学における梅雨の影響と治療法
東洋医学では、梅雨の影響を「湿邪(しつじゃ)」と呼び、湿気が体内に侵入することで起こる様々な病症を指します。湿邪が原因とされる症状には、消化不良、関節痛、むくみ、倦怠感などがあります。
治療法
1. 鍼灸:
- 湿邪を取り除くために、特定の経穴(ツボ)に鍼や灸を施す。
2. 漢方薬:
- 「五苓散(ごれいさん)」や「藿香正気散(かっこうしょうきさん)」などの漢方薬が湿気による不調を改善するために使用されます。
おすすめのツボセルフケア
1. 足三里(あしさんり):
- 位置: 膝の外側の下約4指幅のところ。
- 効果: 消化機能を高め、倦怠感を改善。
2. 中脘(ちゅうかん):
- 位置: へそと胸骨の間の中間点。
- 効果: 消化器系の不調を改善。
3. 陰陵泉(いんりょうせん):
- 位置: 脛骨内側縁、膝の下のくぼみ。
- 効果: 利水作用があり、むくみを解消。
セルフケアとしては、これらのツボを指圧することが有効です。
指圧は1日数回、各ツボに対して数分間行うと効果的です。
まとめ
梅雨は湿度と気圧の変動によって身体にさまざまな影響を与えます。
東洋医学では湿邪として対処し、鍼灸や漢方薬、ツボ押しなどが効果的です。